母乳量について

母乳育児が初めてのお母様は母乳が少なすぎないか、多すぎないかと悩むことも多いでしょう。最初の2~3週間は、赤ちゃんが必要とする以上の母乳が出ることもよくあります。その一方で、おっぱいが張っているように感じないこともありますが、これは通常母乳の出が少ないことを示すサインではありません。
十分な量の母乳

赤ちゃんは十分な量の母乳を飲んでいますか?

次のリストは、母乳育児の専門家がまとめた、赤ちゃんが十分に母乳を飲んでいることを示すサインです。

  • 初乳を飲んでいる最初の2~3日間は、オムツが1~2回濡れている。
  • 母乳が「出始め」た3~4日目以降は、1日(24時間)の間に6~8回オムツが濡れている(使い捨てオムツの場合は5~6回)。
  • 最初の2~3月間は、24時間ごとに少なくとも2~5回の排便をしている。6週目くらいになると回数が減り、代わりに大きめの便をする赤ちゃんもいます。
  • 赤ちゃんが頻繁に母乳を飲んでいる。24時間ごとに最低でも平均6~10回飲んでいること。
  • 授乳時に、赤ちゃんのおっぱいを飲み込む音が聞こえている。
  • 生後4日以降、1週間に少なくとも120~210グラムの割合で体重が増加している。
  • 生き生きと活発的で、健康的で血色もよく、肌に張りがあり、身長や頭囲も大きくなっている。
足りないと感じる場合

母乳が不足していると感じていますか?

本当に母乳が不足していると思われる場合は、ラクテーション・コンサルタントや母乳育児の専門家にご相談ください。

次のヒントを、母乳分泌量を増やすための参考にしてください。

  • 母乳の分泌は、需要と供給のシステムに従ったものです。おっぱいから母乳が出れば出るほど、お母様が分泌できる最大限の量まで母乳が生成されます。
  • 授乳の回数を増やしてみてください。日中は2時間ごと、夜は3時間ごとに授乳してみてください。
  • よい姿勢で、赤ちゃんが正しく吸てつしている場合にのみ、おっぱいが刺激され、適切な母乳が赤ちゃんに吸収されます。赤ちゃんの姿勢や吸てつを確認したり、ラクテーション・コンサルタントに確認してもらうとよいでしょう。
  • 授乳する際には、片胸ごとに最低でも15分間の授乳を、毎回両方のおっぱいに対して行うようにします。赤ちゃんの吸い方や飲み込み方がゆっくりになったら、すばやく赤ちゃんをおっぱいからやさしく離して、もう片方のおっぱいをあげてください。
  • 十分な休養を取りましょう。数日間は赤ちゃんと一緒にベッドで休み、休養と母乳育児に専念するとたいへん効果的です。
  • 人工的な乳首はすべて避けてみてください。赤ちゃんはお母さんのおっぱいだけを吸うようにします。
  • 補助する製品が必要な場合はCalma(カーム)を使ってください。一般的な乳首は使わないでください。赤ちゃんは新しい飲み方を学ばなくてはならなくなります。
  • 搾乳が必要となる場合もあります。搾乳や手による搾乳については、ラクテーション・コンサルタントにご相談ください。
多すぎると感じる場合

母乳の量が多すぎる場合

母乳過多のお母様は、パンパンに張ってうっ滞したおっぱいや、乳管の詰まりに悩まされることがあります。

次のヒントを、母乳分泌量を減らすための参考にしてください。

  • 授乳時に片方のみのおっぱいをあげます。赤ちゃんが好きなだけ、片方のおっぱいを飲ませてあげます。もう一方のおっぱいの張りを避けるために、快適に過ごせるのに十分なだけの量の母乳を搾乳します。搾乳は、必要な時だけ、楽になる量のみを搾るようにしてください。おっぱいを完全に空にしないようにしてください。
  • 授乳した後はアイスノンをおっぱいに当てて冷やします。
  • セージティーを飲んでみてください。セージには、母乳分泌量を減らす自然な形のエストロゲンが含まれています。カップ半分の量から初めて、体の反応を確認してください。
  • ペパーミントティにも似たような効果がありますが、セージティーほど効き目は強くありません。

お母さまのおっぱいが、適切な量の母乳の分泌に慣れるまでにはおよそ9~12週間ほどかかります。母乳の分泌に関するご質問があれば、ラクテーション・コンサルタントや医療従事者にいつでもご相談ください。

 

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