公共の場で授乳するための5つのヒント

公共の場におけるオープンな授乳には少し慣れが必要です。お母さまと赤ちゃんのためのストレスフリーな授乳体験に役立つヒントをチェックしてみてください

Mum breastfeeding baby in public

母乳育児の素晴らしいところは、赤ちゃんに与える必要があるものはすべて常にお母さまと共にあり、お母さまがどこにいても適切な温度ですぐに与えることができるということです。しかし、おっぱいから直接あげることが最も自然な方法である一方で、公共の場での授乳に対して少しナーバスになることは、特に経験がないお母さまにとって、珍しいことではありません。周りの人の反応が気がかりな方も、そういうことは全く気にならない方も、準備には以下のヒントが役に立ちます。

1: 習うより慣れよ

初めての公共の場での授乳が気になるようであれば、授乳中の姿をご自身が見られるように家の鏡の前で練習してみてください。赤ちゃんの頭が覆い隠すため、思っているよりもおっぱいが露出しないことに気づくと思います。

最初の数回をサポート体制のある場所でおこなえば、公共の場での授乳が簡単であることに気づくかもしれません。母親と赤ちゃんのグループや友人とカフェを訪れるほうが、ひとりで混雑しているショッピングモールに行ったり、電車に乗ったりするよりも良いと思います。

2: TPOに適した服装

公共の場で授乳するときに(普通の授乳時も)何を着るべきかについては、選択肢がたくさんあります。授乳がうまくいき、続けようと思えたら、楽に過ごすために授乳服アイテムに少し投資することをお勧めします。

「私の授乳用トップスはとても便利で使いやすいです。トップスを脱ぐ必要がないため、冬でも外で目立たずに授乳できました。赤ちゃんの顔を開いている部分に置いて、さあどうぞとあげるだけです。いつでもどこでも授乳できますよ。」 とフランスの2児の母、Carolineは言います。

しかし、必ずしも専用の授乳服を購入する必要はありません。シンプルに普通のトップスを2着重ねることもできます。「私にとっては、ストレッチ素材のキャミソールを着ることが合っていました。そうすると、引き上げたゆるいトップスの下で、キャミソールの片側を引き下ろして、赤ちゃんにあげたい方のおっぱいの下にひっかけることができます。ゆるいトップスが私の胸を覆い、キャミソールがお腹を隠してくれました。目立たないだけでなく、まだ不安定な産後のおなかを見せずにすむし、外出先での授乳で寒くならずにすみました。」 とイギリスの2児の母、Susannahは言います。

または、授乳しやすくするために、ボタンまたはジッパーが前に付いているか、ストラップ付のオーバーオールタイプか、横が開くトップスやワンピースを着ることをお勧めします。もしくは、ラップスタイルや引き下ろすことができるカウルネックまたはショールネックなどを試してみてください。

「ラップフロントのカーディガンが、公共の場での授乳を救ってくれました。」とイギリスの2児の母、Natalieは言います。「片側を外して授乳する赤ちゃんの前にたらすことで、 赤ちゃんがおなかをすかせたり、泣いたりしたときに、バッグから何かを取り出す必要もなく、簡単にすぐかぶせることができました。」

3: 自分で調べてみる

生まれたばかりの赤ちゃんと一緒に出掛ける前に、間際になって慌てて場所を探さずにすむように、近隣の授乳に適した公共の場所のリストを作成してください。ショッピングモール、デパート、子ども服のショップには、座り心地のよい椅子と着替え用の設備がそろった、静かでプライベートな授乳室があることが多いです。多くのカフェやホテルラウンジも授乳するお母さまを歓迎します。

「少し心配であれば、どこでちょっと休憩できるのか知っておくためにも、出掛ける前に授乳に優しい場所を確認しておくとよいです。最初の頃の授乳は常に簡単というわけではありませんが、いずれにせよ徐々にうまくなり、誰も授乳をしているとは気づかないほど早く目立たずにできるようになります。」 とモルディブの1児の母、Rachelは言います。

他には、デパートの更衣室、家具店、コミュニティセンター、図書館、美術館や公園などもあります。地元の他のお母さま方に近くで授乳できるベストな場所について聞いてみてください。 

「私はUAE(アラブ首長国連邦)に住んでいます。UAEでは、子どもは2歳になるまで母乳を飲む法的権利があります。モール内には素敵な授乳室があり、レストランなどの公共の場で授乳する母親には敬意が払われるなど、ここには授乳をサポートするものがたくさんあります。」 とUAEの2児の母、Fayeは言います。

4: 授乳ケープの検討

公共の場で赤ちゃんに授乳するときにプライバシーを守るため、授乳ケープを使用するお母さまもいます。授乳ケープにも様々なタイプがあります。シンプルなショールやポンチョから、授乳中も赤ちゃんを見られるように半円の首ひもが付いた特別なデザインの肩掛けやエプロンまで様々あり、お母さまと赤ちゃんの両方に合うものがきっと見つかると思います。お母さまのプライバシーを守りながら赤ちゃんを支えることができる、抱っこひもやベビーキャリアの中で授乳するという選択肢もあります。

「私の秘訣はベビーキャリアの購入でした。」とアメリカの2児の母、Carolineは言います。「少し練習すれば、赤ちゃんと一緒に歩きながら、または乗り物に乗りながらでも授乳できるようになります。」

ただし、最終的には、赤ちゃんが決めるということに気づくかもしれません。赤ちゃんの中には、授乳中に覆われることを嫌がる子もいますし、覆われていないと気が散ってしまう子もいます。「私の赤ちゃんは2人とも、授乳中に頭にショールをかけられることを嫌がりました。そのため、私は赤ちゃんの頭だけで周囲の視線を遮っていました。」とイギリスの2児の母、Estherは言います。

5: 授乳の権利について知る

多くの国で、母親にはいかなる公共の場でも授乳する法的な権利が与えられており、また、授乳する母親を保護する法律があります。お住まいの国の一般的な法律における授乳がどのようなものか分からない場合は、インターネットで検索してみるか(政府または公衆衛生に関する機関のホームページを確認するとよいです)、担当の医療従事者にご相談ください。もしくは、地域の他の母親や近所の友人・ご親戚に体験談を聞くこともできます。その方々の体験談に驚くかもしれません。 

「授乳はオーストラリアでは広く受け入れられており、スキムミルクのラテを親しい男性のカフェ店員に注文しながら、胸を出しても問題ありません。」 とオーストラリアの2児の母、Amyは言います。

公共の場で授乳しているときにクレームを受けた場合は、法的権利があることを丁寧に伝えることもできます。ショップやカフェなどのお店から授乳をしないように言われた場合は、苦情の申し立てをすることもできます。ただし、どのように感じたか、そしてお住まいの場所の法律にもよります。

「授乳室がなかったため、食堂で食事を終えたあとにテーブルで授乳をしていると、店員さんが上司に命じられて女性用トイレの方が快適に授乳ができるのではないでしょうかと聞いてきました。それに対して私は、そんなことはありません、あなたはそこで食事ができますか?と言いました。脇のブースに移動していただけないでしょうか?と言うので、 私はもう一度お断りしました。授乳を終えるまでどこにも行きませんでした。」 とスペインの2児の母、Mayaは言います。

「私からのアドバイスは、心配しすぎないでください、ということです。私も心配していましたが、都市部からかなり田舎の地域まで、あらゆる公共の場でよく授乳していました。ネガティブな発言をされたり、視線を感じたりしたことは一度もありません。全員がこのようにラッキーではないことは分かっていますが、私は1年間授乳していたので、いやな顔をする人に会う機会も多くあったはずですが、そのような人は一人もいませんでした。一度もです。ですから、あなたの不安は取り越し苦労になると思いますよ。」 とイギリスの1児の母、Tiffanyは言います。